横手焼きそば...そして脳裏にインプットされた焼きソバ、、、
Daimyo さん 2002年01月28日(月)
19時00分
舌の記憶が時の流れの中で味を美化してしまったのだろうか(?!)...いや!違う、、、あの焼きソバは確かに美味かった!
私が幼稚園〜小学校の頃は、駄菓子屋の他に焼きソバ屋さんが何軒かありました、、、小学校周辺に幾つか存在した駄菓子屋は、現在たった一軒だけとなり其の店は、私んチとは反対方向の校門近くにあった為に利用しなかったセイもあって、それ程思い入れが湧かないのですが、今や貴重な駄菓子屋さんです...”頑張って続けて下さいネ”と其処を通る時に思い、そして昔の情景を思い浮かべます、、、
当時で言う焼きソバ屋さんは、現在の焼きソバやお好み焼き、もんじゃのお店とか露店の焼きソバとも違うモノでした、、、現在は残念ながら全て無くなりました(と思います)が、大抵どこのお店も年寄りの御婆ちゃんが一人でやっていました...一番早く消えた焼きソバ屋さんの御婆ちゃんは(幼い頃の眼で眺めると)、どのお店の御婆ちゃんよりも高齢のように思いました、、、”御婆ちゃんの歳の順に焼きソバ屋さんは無くなっちゃうのかな?”と考えたくらいに順番に店じまいしていったのでした...私が好きだった焼きソバ屋さんは、私の記憶の中で一番早く消えた其の御婆ちゃんの焼きソバ屋さんです!どのお店も似たり寄ったりな味でしたが、其処のは明らかに違いました、、、
ややカリカリな焼き具合の麺に、他店よりも黒みがかったソースが程よく絡み、具は当然キャベツくらいしか入ってません(肉やモヤシが入った時点で焼きソバ屋さんの焼きソバとは異なる焼きソバなのです)...そして当時”ゴミ海苔”と呼んでいた青ノリが入ってました?いや、くっ付いてました!食べると必ず歯にゴミ海苔をくっ付けて帰宅するので、親にバレテしまいます(駄菓子屋で赤大根やフ菓子を食べた時と同様です)、、、
其の御婆ちゃんの焼きソバ屋さんにはメニューなんて無く、普通か大盛りを伝えるだけでした...そしてトコロテンと書いた紙が、狭い店内の柱に張ってありました!(此れも今は見かけなくなった)プラスティック色つき容器に入ってる、お酢をタップリかけて食べると旨かった、、、何であのお店だけ味が違ったのだろうか?!ハッキリ言って、具は一番質素(値段も最安)だったと思います...長年続けて使用された鉄板からしみ出す何か成分が、他とは違ったのかも、、、それともソースだろうか?...悲しいかな知る術はありません!
上海で世話になったパパや友人は、日本のソースが大好物で、マヨネーズやケチャップと並んでソースはお土産で持っていくモノBEST(?)では常に3位の人気プレゼント・ランキングです!私は上海の焼きソバはあまり好きではありません...というか、中国の焼きソバと日本の焼きソバは(ラーメンがそうであるように)別物と考えたほうがイイでしょう、、、上海パパ達には日本の某犬マーク・ブランドのソースを必ず買って行きます...(何で使うのか?)勿論焼きソバにからめるのでしょうが、、、一度彼等の作ったモノを食べてみたいと思うのですが、他の料理が沢山あるので、リクエストする機会がありません...恐らく焼きソバというよりは、焼きウドンに近いモノになると想像します、、、
私はソースかつ丼が未経験です!どんな味なんだろう?!”赤城山の方に行くと沢山、かつ丼屋があって、殆どがソースかつ丼なんだヨ”と我が父は言います...バイク好きな父は紅葉の季節になると独りバイクを走らせ、昼食は赤城の麓にある某お店でソースかつ丼と決めてるそうです、、、自家製のソースが店によって違うのでしょうか?父は其処のソースが旨いと言います!
ウスター・中濃・とんかつソース・お好み焼きソース・焼きそばソースe.t.c.各名レストラン・オリジナル等、既製のソースだけで種類の豊富さにビックリな日本のソース事情!
それぞれ各人親しんだブランドがある事と思います、、、
嗚呼ぁ〜アノお婆ちゃんの作った焼きソバの香りをもう一度、鼻の穴に思いっきり吸い込んでみたいヨ!!!
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