Bigmob!

 

1. wo jian dao nin zhen gao shin

2. 河/River

3. 夢みる人

4. 素晴らしき人々へ

5. People

6. もうじき

7. もっと高く

8. Snake

   Plus Bonus Track;

9. 幻のスーパーマン

  (ライヴ 2001/5/25)

10. 河/River(ライヴ 2001/5/25)

 

BIG MOB !:

 Daimyo(ヴォーカル、ギター)    日戸修平(ギター、プログラミング)

 関 慶和(ドラムス、パーカッション) 滝野浩一(ベース、プログラミング)

Musicians;

 木瀬りえ子(vo.2,3,7)ムッシュかまやつ(vo.6)難波弘之(pianica 5)

 Charlie McMahon(didjeridu)Gamo鈴木(didje.1,2&perc.1,6) RA(g.1,4)

 ちわきまゆみ(vo.4,5)Bobby & People of Ramingining(talking 1)

 和久井光司(vo.1,6,7)鹿志村茂臣(hp.9,10)

 成田優ポンぴ〜シャカ!サウンド・クラブ(children chorus)

 Originally Produced by Take Off Label &山田道成(1996〜1997rec.)

 Reproduced by New Asia Record Resuscitated(&bonus track recordings) by Takino

 New Cover Designed by MI MI KO Photography by 山田道成

 Special Thanks to;ムッシュかまやつ, ミミ&余建華, Miki Matsuzawa, 山田道成,

 Yosikazu Matsuzawa, Masaaki Oyama & Take Off Label, Warner Chappel Music,

 Australia Japan Foundation, RinaTakasaki &Dainobu(高円寺ShowBoat) 


「Bigmob!」について; 

以前から交流のあった音楽ライター、山田道成氏の発案によってTake offレーベルより1997年に発売された此のCD。あれから年月は流れ...ボーナス・トラック付きでリニューアル発売です。当時は”One,Two・・・Bigmob!/Daimyo's BIG MOB”というタイトルで発売されました。POW!時代、COUNTRY BEARS時代に演奏していたライヴ定番曲。アレンジや歌詞を変えたモノ。The Shaking Snakesのルーツになったナンバー等々...

1)wo jian dao nin zhen gao shin

wo jian dao nin zhen gao shin, qing duo duo guanzhao

wo jian dao nin zhen gao shin, qing duo duo guanzhao

 

中国語で「あなたに出会えて嬉しい、これからもヨロシク...」という意味。オープニングのSEは道成氏・所蔵の音源で朝のオーストラリア風景。ディジュは日本ディジュリドゥー協会のGAMO鈴木さんに吹いてもらいました。原曲のアイディアはCoutry Bearsのgigにチャーリーが飛び入りした際、即興で演奏されたC#ジャムというナンバーが元で、そこに中国語の歌詞を乗っけたら..まさにオーストラリアも含んだNEW ASIAではないか?という発想から。修平zのチャルメラ・ギターが「中近東もアジアだよ」と語りかけます。摩訶不思議な効果音ギターはRA氏がプレイ。後半部わけのわからないオシャベリが聞こえ、英語らしきワン・トゥー・トゥリー(?!)カウントしてるのは、ラミンギニという未開放地区に住むアボリジニ達の声。旅した時の録音テープから挿入。

2)河/River

 何たそがれてるの まだ明るいのに 川ばかり見つめて 悩みでもあるの

 流されたいのなら 時間を忘れて 深い所まで 入って行こうよ

 

 *さからわないで 浮かんでいれば 知らない間に たどり着ける

 気が付いた時は もう遅い どこにいるのか わからない

 どこから来たの? 

 

 river! 教えてくれよ  river! 君をのぼるよ  river! 待っててくれよ

 river! 流れ変わるまでボクが 雨を降らすのさ

 

 目の前のボートに 乗ればもっと早い 向かう方向だけ 捜せばいいから

 だけど飛びこめない 汚れすぎた水に 未来はあっても すぐに果てるだろう

 

ライヴでは御馴染のナンバー。近年、宇都宮周辺でよくこのナンバーをプレイするので”鬼怒川”もしくは”思川”のイメージに...。もともとは長江河口でふと想った事がキッカケですがPOW!で曲にしていくうちに段々”利根川”に。”荒川”でないのはタダのこだわり(?!)皆さん各々の”River”を思い浮かべて頂ければ...。「悩みでもあるの?」のあと「ないよ!」と叫ぶのは”関ネコ六”こと、関慶和君。彼が利根川中流の土手で夜中に十八番・犬の遠吠えのまねをしたら、対岸彼方から農家の飼い犬達が一斉に吠えだして、一緒にいたムッシュもビックリ。スライドはもちろんB級ギター研究家でジョージ・ハリスン&ロン・ウッド学院の教授であらせられる日戸博士によるもの。滝野君はこれでもかという音数をワザ(?)ありでレコーディング。果たしてみんな再現できるかな?私は修じいとのアコギ・バトルが結構楽しかった。

3)夢みる人

 空の彼方まで続いてゆく 果てしない夢の憧れは 

 時には悲しみ誘いながら 明日への扉を叩いている

 

 眠り始めた過去がある 土の中に埋めようとすれば

 必ず迷いを誘いながら 今日の運命を恨んでる

 

 *どうにかなるはずと のがれても 決してかなうはずもない 夢の夢

  できるはずと信じれば 夢のまま

 #いつの日か必ず見つかるはずさ いつまでもI'm a dreamer見つけるのさ

 

 空の彼方から落ちてくる 果てしない夢の現実は

 時には妥協を誘いながら 明日への扉まで手まねきをする

 

チューニングをギリギリに下げてソロをとったり、このCDの中では一番ギタリストしたナンバー。歌詞については...私、この手の脱出ソング(?)は結構多いです。エンジニアの大山氏による見事なミキシングに脱帽!(こんな出鱈目にギターばっかりブチコンダCDをよくぞ完成形にしてくれた)超感謝を...。

4)素晴らしき人々へ

 どこからやり直せばいいのか早く教えておくれよ

 君の世界にあわせてあげるから

 少しだけおバカさんになって知らんプリをしてあげるよ

 君がやりやすいようにどうぞ

 人は一人じゃ生きていけないものと誰かが言ってるよ

 お気の済むまでいじめて下さいね

 つかの間の幸せをアリガトウその気になってしまったよ

 明日からはもっと強く生きます

 

 *I Love You, I Need You なんて素晴らしき人々だろう

  そうさ君が消えてくれるまでは 笑顔で「おはようございま〜〜〜〜スッ!」

 

 出前ならフリーダイヤルお一人様でもサービスいたします

 だけど契約通りのおひねり頂戴ね

 さあさ寄っていらっしゃい業界君ならまとめてタイアップ

 みんなおててをつないでマネ・マネ......流しましょう

 

ちわきまゆみ氏がSMチックなコーラス&語りを挿入。道成氏と関君によるガラクタ・パーカッションは加工しました。修zによるテーマ・リフを昼間ライヴ・ハウスで録音中にあまりの爆音で苦情殺到。残響音が録りたかったらしいのですが...。原曲はPOW!時代に作ったモノで、後半の歌詞は、此の録音で初めて追加。

 

5)People (to Shanghai Mammy馬恵梅)

 People 何処へ行ってしまうの? People 今何処にいるの?

 昔ボクが暮らしていたあの街はもう 想い出だけフワフワと残してしまうのか?

 

 People 何処へ行ってしまうの? People 今何処にいるの?

 

 太陽の光の色はあの頃と変わりやしない

 なのに君は影さえも見せてくれないのか?

 

 *今そっと 教えて欲しいのさ 君との 約束などないけど

  Shanghai(I)love you 遠い空の君へ いつか (I) meet you 飛んで行きたい

 

 People 何処へ行ってしまうの? People 今何処にいるの?

 

 何もできないこのもどかしさ誰に告げよう

 何処へ行けば君と一緒に戦えるのか?

 

此の曲のアレンジに煮詰まり、さてどうしたものか?という状態でした。時間ばかりが流れ...私はスタジオのミキシング・ルームで雑誌等読んでました。その時、ふとジミヘン風ギター・アレンジを思い付き、その場で忘れないうちにライン録りしたモノです。そして難波先生を修zが呼び寄せ、何とピアニカを吹かせてしまったという快挙。

6)もうじき   

 あたたかい陽のあたる場所に ぼんやりとしゃがみこんだ

 いつしか街はあかく色づいて もうじき冬が来るんだ

  かれそうな声で一部始終話して去ってゆく君

  何もできずにただ見つめている あぁ僕は見つめている

 

 果てしない空の高さまで 木枯らしが連れていった

 明け暮れた日々は通り過ぎて もうじき大人になるのか

 *すべてをささげてささげきれず昨日をくやしがる君

  何とかなると一人つぶやく あぁ僕は一人つぶやく

 

 いろんな顔した君に出逢いたい 自分をひとつに閉じこめないで

 

 あたたかい陽のあたる場所に ぼんやりとしゃがみこんだ

 いつしか街に花が咲いて もうじき春が来るんだ

 

COUNTRY BEARS時代のナンバーですが、詞を新たに加え..その部分をムッシュに歌ってもらう..というトンデモナイ企画。CD化にあたり師匠にアルバム宣伝用コメントを!と滝野君と二人で行ったのですが...さすがにムッシュ!面倒臭い事が大嫌いなのは弟子達も同じ...という事でレコーディング参加という展開に!初めて対面した滝野君はムッシュが六本木のストリートを走って(!)渡って来たのでビックリしてました。でも、もっと彼を驚かせたのは..すぐ次のレコーディング日、ギックリ腰で杖をついてスタジオに登場した事でした。ムッシュ曰く「デヴィッド・ボウイとビーチ・ボーイズが一緒にコーラスしてるみたいでしょっ!」体調関係なく一発で録り終えてしまうのでした!しかも後半、ムッシュの専売特許である独特なファルセットのフェイクはその場のアドリブです。敬意を表して修zがロッドのマギー・メイ風リフで絡んでます。わかるかなこの意味?!

7)もっと高く

 遠回りばかりしているようだねyou&me 

 随分と長い間歩いたけど もっともっとtake me higher

 いろんな景色をいつまでも眺めてるyou&me

 ゴールはまだ見えないけど もっともっとtake me higher

 

 *追い風が吹いて来たよ また季節の変わりメだね

  今度こそ乗れたらいいけど もっともっとtake me higher

 

 #もっともっとtake me higher もっともっとtake me higher

  もっともっとtake me higher もっともっとtake me higher

 

 恵まれ過ぎたのかな、駄目だねyou&me

 そろそろヤバイけれどもっともっとtake me higher

 

 少しだけ急ぎ足 (道は遠く遥か彼方)

 Can you see the light?(ケンカしてもくたびれずに) 

 少しだけ急ぎ足(あせりすぎさミンナつらい)

 Can you see the light?(はぐれないでココにいるよ)

 

小田原がPOW!後期、「ジョン・クーガーみたいな曲、書けよ!」と言った事から生まれたナンバー。最近は、あまり演る機会がありませんが...此れ歌う時はカナリの覚悟でやってました。ツアーで毎日メニューに入ってた時はノドが辛かった。GAMOさんが主催する音楽塾の子供達が、かわいいコーラスで参加。CD化に際して後半()部分の詞を書き加えましたが実際のライヴでは”Oh〜Oh〜...”になります。最後のクイーンみたいなギター・オーケストラとスライドは、修zがひとり舞台。子供の声と重なって<一組・木瀬りえ子ちゃん?>と<二組・日戸修平君?>も年齢不詳なノドでコーラスを。

8)Snake/スネイク

 おお 聞こえる 君の声  ああ 感じる 君の姿  ほら 見えてきた 君の心

 

 ボクには耳がないけど いつでも舌を出して 世界を感じることができるよ

 アイ・アム・スネイク.......

 

 だから 恐れないで  ボクも 怖がりなんだ  さあ 話をしようよ

 

 長いからだでくねくねするけど いつでもみんなにからまって

 ダンスを踊ることができるよ  アイ・アム・スネイク.......

 

はじめてチャーリーと逢った時、意気投合しその場で書き上げたナンバー。おそらく10分もかからなかった。チャーリーの牧場があるモルーヤ/Moruyaという小さな町で、ライヴやったときは日本語と英語のメドレーで演奏。彼の義弟フィル・フリーが英語詞を付け歌った。NEW ASIA RECORDでは既に二種の別ヴァージョンがCD化されてます。この曲のみベーシック・トラックは、埼玉県加須市にあるホールのリハーサル室で録音。他の曲殆どはTake offレーベルのある青山某所・4畳半ニモ満たないラジオ制作用ブースにて録音されました、、、

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